Freeze Frame-小石川ハウス-
後楽園駅からほど近い、住宅集密地に立つ築60年ほどの木造2階建て住居のリノベーションです。
予算200万という限られた制約の中で、いかに新たな価値を付加することができるかということを念頭におきながら設計をおこないました。
既存の開口部をぐるりと厚さ24mmの合板で囲み、様々な出窓のような空間を家の中に点在させています。
この木に囲まれた空間は場所によって奥行や高さを変化させており、居住者によってベンチにもカウンターにも、さらに収納スペース、デスクへと変化していきます。目的の定まらない小さな空間が家の中にちらばることで、家族の生活がゆるやかな
連続する静止画(Freeze Frame)のように家中をめぐりながら広がり、やがて外部へと展開していくような空間が生み出されています。
所在地
東京都文京区
用途
専用住宅
構造・規模
木造
地上2階
敷地面積
74㎡
建築面積
64.39㎡
延床面積
105.3㎡
施工
岡田コーポレーション
竣工
2022年1月
撮影
中島悠二
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