Grobe Dub-小石川ハウス別棟-
文京区後楽園からほど近い、住宅集密地に立つ築60 年ほどの木造2 階建て住居のリノベーション「Freez Frame―小石川ハウス―」に隣接する小さな空間のリノベーションです。超ローコストの建築活動が、世界へ向けてどのくらいの射程距離で発信できるかという課題に取り組んでいる実験的な建築試行です。 小石川ハウス別棟は約15 ㎡ほどの小さな空間の中に、60mm 角の柱を千鳥状に配置することで、木立(Grove) のような空間を建築物の内外に浮かび上がらせ「多無機能的空間」を作り出しています。 この柱と面という極限にミニマムな建築の集合体を活用しながら、地域コミュニティの形成や維持が難しくなってきている都市の片隅に、コミュニティ再生へとつながる拠点づくりへと展開する挑戦をおこなっています。
所在地
東京都文京区
用途
専用住宅
構造・規模
木造
地上2階
敷地面積
74.0㎡
建築面積
64.39㎡
延床面積
105.3㎡
施工
武蔵野大学水谷俊博研究室
竣工
2022年12月
撮影
中島悠二
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